力を発揮できています
「軽い障害には見えなかったですね」と面接時の印象を振り返ってくれたのは、中川さんが勤める会社の代表、依田和孝さん。
確かに中川さんの歩く姿や話す様子を見れば、身体に不自由があるのだろうとすぐわかります。就活中、選考が思うように先に進まず苦戦した中川さん。ですが依田代表は採用に迷いはなかったそうで、その結果中川さんは今や社内で「いないと困る」と、誰からも頼られる存在になりました。
中川さんにこれまでのお話をいろいろと伺うと、障害のある人への接し方が変化しつつあるのを感じる一方で、変わらない既成概念や課題感も浮き彫りとなってきます。そんな中で中川さんが仕事で能力を発揮し、高く評価されているのは何故なのか。一緒に働く方々にお話を伺ってみると、それは決して「この会社が特別な環境だから」ではないのがわかりました。