gente編集部は「障害」「障害者」という表記を使用しています。
詳細は下部「表記について」をご覧ください。
gente編集部では、これまで積み重ねてきた独自の取材情報をもとに、障害についての講演・講座を行っております。詳しくは編集部までお問い合わせください。
読者の方から、vol.017のご感想をいただきましたのでご紹介させていただきます。
gente VOL.017を拝見しました。写真だけでなく、ろう文化についてイラストがあったりカラフルで見やすいレイアウトで読みやすかったです。また、山口さんの働いている職場での工夫については、山口さんだけでなく同僚のお話も伺うことができコミュニケーションは双方向なので障害者だけが頑張るのではないことを気づかせてくれると思います。
ご感想をお寄せいただき、ありがとうございました。gente編集部では、皆様からの感想をお待ちしております。
ユニバーサルマナー検定は、障害者や高齢者、ベビーカー利用者など、さまざまな人たちへの適切なお声かけやサポート方法を学び、身につけるための検定です。企業や学校などでのインクルーシブな環境整備が求められる中で注目を集めていますが、そのユニバーサルマナー検定の東京/大阪会場受講者全員へ「gente」を配布していただけることになりました。ユニバーサルマナー検定でさまざまな人への接し方を幅広く包括的に学び、さらに「gente」でひとりひとりのリアルな事例を知る。「〇〇障害」といっても人それぞれだと知ってもらうために、これほど適した配布は他にないでしょう。今後も「gente」を多くの方々にお届けできるよう活動推進していきますので、ご支援のほどよろしくお願いします。
※東京/大阪会場のみとなります。他エリアでの配布予定はありません。
※2級と3級の会場受講のみとなります。1級は会場検定がありません。(1級の受講資格は2級合格者となっています)
7月に実施した跡見学園赤松ゼミ取材では、学生の皆さんがそれぞれ「gente vol.016」を読んだ感想を共有していました。今度はそれを当事者と共有して、立場の異なる人が同じ記事からどのような感想を持つのか、どんな共通点があり何が異なるのかを感じよう、という趣旨でミライロハウスTOKYOさんにご協力いただき、アルバイトスタッフの皆さんと「gente vol.016座談会」を行いました。跡見学園赤松ゼミからは5名の学生が参加、ミライロハウスTOKYOのアルバイトスタッフさんはそれぞれ見え方の違うロービジョンの方が3名、そしてそれぞれ身体状態の異なる車いすユーザーの方が3名が参加してくれました。ぜひ跡見学園ゼミ取材の記事と合わせてご覧ください。
「障がい」という表記が使用されるようになったのは2006年頃からです。多くの自治体が障害者施策や法整備を検討する中で、表記に対しても検討がなされ「障がい」という表記を使用する事を定めた各自治体独自の対応が広まったものです。この「障がい」というという表記は一般的にも広まり、自然に使われるようになりました。「gente」も創刊以前よりこの表記を自然に使用していましたが、号を重ねるごとに、ひとつの矛盾に気づき…(続く)
「障害」は社会にあります。
「障害者」は、それに直面しています。
あなたには「障害について識る」機会がありますか?
「障がい」という言葉を聞いて思い浮かぶのは、どんな事でしょうか。
「目が見えない」「立つ事が出来ない、困難で車いすを使用している」
「他の人と同じ方法で、物事をこなせない」
これは「障がい」なんでしょうか?
確かに身体や心、脳の機能によって何かが出来ない、困難だという人がいます。
ですが出来ない事それ自体が「障がい」なのではなく、その人たちのために
他に出来る方法を提示できない、社会のほうに「障害」はあるのです。
「目が見えない」「立つ事が出来ない、困難である」などといった事は
全て「機能の違い」であって、
それは決して「障がい」ではないとgente編集部は考えています。
では本当の障害とはどんなものなのか?
直面する人たちの立ち位置に立って、はじめて感じる事があります。
普段、気にも留めない段差。
商品棚から好きなものを見て選び、買い物をする事。
定められたマニュアル通りに、仕事をする事。
直面する人の立ち位置で感じる、社会にある障害。
それに気づき、考える。あらゆる人が共に暮らす、社会について。
「gente」は「人を通して障害を識る」フリーペーパーです。