gente編集部は「障害」「障害者」という表記を使用しています。
詳細は下部「表記について」をご覧ください。
これまで5年以上にわたって発行してきた「gente」。いくつかの号を関連づけて読み解いていくと、そこには障害についての気づきや学びにとどまらない、さまざまな気づきや学びが見えてきます。そこでこれまで積み重ねてきた「gente」独自の情報に新たな価値を見出そうと始めたのが、「gente」の記事を使った企業・団体向け勉強会コンテンツの開発です。
その企業・団体向け勉強会コンテンツのお披露目を「勉強会リハーサル」としてオンライン開催。さらにそこでの改善点をふまえ、外部コミュニティにてコンテンツのダイジェスト版を初披露しました。いずれもとても高い評価をいただくことができ、今後の販売に向け手応えを感じるテスト、リハーサルとなりました。ここではその開催報告をお届けします。(続きは画像をクリック)
9月12日に開催したオンラインイベント「gente Library Dialogue Vol.0」。過去に取材を受けていただいた方々をゲストに迎え、読者の皆様とゲスト、編集部が気軽にお話しできるイベントでした。
初開催にあたっては不安もありましたが、終わってみれば参加した読者さんもゲストのお二人、編集部自身も楽しんでしまったこのイベント、終始和やかな雰囲気の中、笑顔の絶えないものになりました…(続きは画像をクリック)
gente編集部はウェルフェアトレードオンラインモール「manoY」をOPENしました。
「その仕事を、見て、知って、買える」オンラインモールとして、ものづくりの様子やその中にある配慮や関わる人の姿を見ていただくため現場を取材し、商品とともに多くのものづくりの工程がわかる画像や動画を掲載しています。
gente編集部では、これまで積み重ねてきた独自の取材情報をもとに、障害についての講演・講座を行っております。詳しくは編集部までお問い合わせください。
「障がい」という表記が使用されるようになったのは2006年頃からです。多くの自治体が障害者施策や法整備を検討する中で、表記に対しても検討がなされ「障がい」という表記を使用する事を定めた各自治体独自の対応が広まったものです。この「障がい」というという表記は一般的にも広まり、自然に使われるようになりました。「gente」も創刊以前よりこの表記を自然に使用していましたが、号を重ねるごとに、ひとつの矛盾に気づき…(続く)
「障害」は社会にあります。
「障害者」は、それに直面しています。
あなたには「障害について識る」機会がありますか?
「障がい」という言葉を聞いて思い浮かぶのは、どんな事でしょうか。
「目が見えない」「立つ事が出来ない、困難で車いすを使用している」
「他の人と同じ方法で、物事をこなせない」
これは「障がい」なんでしょうか?
確かに身体や心、脳の機能によって何かが出来ない、困難だという人がいます。
ですが出来ない事それ自体が「障がい」なのではなく、その人たちのために
他に出来る方法を提示できない、社会のほうに「障害」はあるのです。
「目が見えない」「立つ事が出来ない、困難である」などといった事は
全て「機能の違い」であって、
それは決して「障がい」ではないとgente編集部は考えています。
では本当の障害とはどんなものなのか?
直面する人たちの立ち位置に立って、はじめて感じる事があります。
普段、気にも留めない段差。
商品棚から好きなものを見て選び、買い物をする事。
定められたマニュアル通りに、仕事をする事。
直面する人の立ち位置で感じる、社会にある障害。
それに気づき、考える。あらゆる人が共に暮らす、社会について。
「gente」は「人を通して障害を識る」フリーペーパーです。