gente編集部は「障害」「障害者」という表記を使用しています。
詳細は下部「表記について」をご覧ください。
千葉商科大学地域志向助成金を受け、学生たちとの共同活動で制作する「gente」vol.11は、創刊号以来2度目となる視覚障害をピックアップ。千葉県庁に勤務するかたわら、ブラインドサッカー日本代表としても活躍する佐々木康裕さんに、学生たちの目線で迫ります。 子どもの頃、「これならできる」と夢中になったサッカー。視力低下によって一度は諦めざるを得なかったものの、ブラインドサッカーとの出会いで、再びサッカーへの情熱を取り戻した佐々木さんが今思うこととは。そして「目に頼れない生活」とは、いったいどんなものなのか。自分たちとは違いすぎて想像がつかない…(続く)
千葉商科大学地域志向活動助成金をうけ制作し、2021年3月発行予定のvol.11。千葉商大生の取材と仮原稿作成が終了しました。ここから先は編集部が引き取って紙面を作成、学生のみんなには紙面への意見や要望を出してもらいつつ、取材先との校正のやりとりなど、引き続き完成まで関わってもらいます。
はじめて体験することも多く戸惑いもあったかと思いますが、彼らのおかげでいつもとは違う新鮮な感性を取り入れられたかと感じています。千葉商科大学共同制作号「gente」vol.11は、2021年3月発行予定です。ご期待ください!
「gente」初のイベント「読者の会」。4月に会場開催を予定していたこのイベントですが、無期限延期としていたものを「読者の会オンライン vol.0」として12月11日金曜日19:30より、オンライン開催いたしました!大いに盛り上がった開催の様子はこちらからご覧ください!
「gente」vol.10は学習障害のひとつ、ディスレクシア(識字障害)を取材。ハリウッドスターや大企業の社長など、ディスレクシアの当事者だと告白している著名人の存在によって、この言葉をご存知の方もいるでしょう。しかしまだまだ日本では馴染みの薄いディスレクシア、取材を受けてくださった砂長さんも、この言葉と出会ったのは留学していたイギリスの美大在学中でした…(続く)
「ロービジョン」は視野狭窄や中心暗点、矯正のできない低視力などの「見えにくさ」を包括した呼び名です。全盲や光覚とは違い「ある程度見えている」視覚障害ですが、人それぞれにさまざまな見えにくさを持っています。そのロービジョンの方々がプレーするフットサルクラブ『CA SOLUA』の練習見学に行ってきました。(続く)
お待たせしました。当事者目線のバリア記事第3弾「こんなとこにもバリアフリー 買い物編 その2」を公開しました。脳性まひの車いすユーザーが、生活する中で体験したエピソードとともに、当事者目線で身近なバリアフリー情報をお伝えします。 前回に引き続き、買い物についてのお話です。前回は「車いすをこぐのに両手がふさがった状態で、買い物するときにどうするか?」をご紹介しました。車いす用のショッピングカートがあれば自由に買い物ができてとても助かるのですが、買い物での困り事は、実はこれだけではないようで…。続きは本編をご覧ください。
今までのクラウドファンディング型より、グッとかんたん便利な購読支援申し込み方法を導入しました。「BASE」ネットショップからのお手続きなら、購読支援だけでなく会員限定コンテンツのバックナンバーお取り寄せ、任意額のご寄付などもさまざまな決済方法でお手軽にできるようになりました。今まで手続きが面倒で購読支援を見送ってきた皆さん、この機会にぜひ新しいシステム「BASE」ネットショップをのぞいてみてください。そしてあらためて、「gente」の購読支援を検討してみませんか?
「障がい」という表記が使用されるようになったのは2006年頃からです。多くの自治体が障害者施策や法整備を検討する中で、表記に対しても検討がなされ「障がい」という表記を使用する事を定めた各自治体独自の対応が広まったものです。この「障がい」というという表記は一般的にも広まり、自然に使われるようになりました。「gente」も創刊以前よりこの表記を自然に使用していましたが、号を重ねるごとに、ひとつの矛盾に気づき…(続く)
「障害」は社会にあります。
「障害者」は、それに直面しています。
あなたには「障害について識る」機会がありますか?
「障がい」という言葉を聞いて思い浮かぶのは、どんな事でしょうか。
「目が見えない」「立つ事が出来ない、困難で車いすを使用している」
「他の人と同じ方法で、物事をこなせない」
これは「障がい」なんでしょうか?
確かに身体や心、脳の機能によって何かが出来ない、困難だという人がいます。
ですが出来ない事それ自体が「障がい」なのではなく、その人たちのために
他に出来る方法を提示できない、社会のほうに「障害」はあるのです。
「目が見えない」「立つ事が出来ない、困難である」などといった事は
全て「機能の違い」であって、
それは決して「障がい」ではないとgente編集部は考えています。
では本当の障害とはどんなものなのか?
直面する人たちの立ち位置に立って、はじめて感じる事があります。
普段、気にも留めない段差。
商品棚から好きなものを見て選び、買い物をする事。
定められたマニュアル通りに、仕事をする事。
直面する人の立ち位置で感じる、社会にある障害。
それに気づき、考える。あらゆる人が共に暮らす、社会について。
「gente」は「人を通して障害を識る」フリーペーパーです。