gente編集部は「障害」「障害者」という表記を使用しています。
詳細は下部「表記について」をご覧ください。
gente vol.016で取材を受けてくださったのは、二分脊椎症によって生まれながらに車いすを使用し生活する杉﨑美奈さん。現在はユニバーサルマナー検定の講師として仕事をしています。ユニバーサルマナー検定は、一言で言えば障害や多様な人々について学び、さまざまな方への配慮ある対応を身につける検定です。杉﨑さん自身、幼ない頃には学校生活の中でさまざまなバリアにさらされてきた経験があります…(続く)
4月より活動スタートしたgente地域版(東京都中央区版)「わたしと職場と」の取材先が決定しました!創刊号で取材を受けてくださるのは、箱崎町にある仕出弁当の会社「い和多」様と、容器の洗浄部署で働く発達障害(ASD)の男性です…
福祉教育で知られる淑徳大学。教職課程を履修する200人以上もの学生の皆さんに、副教材として「gente」を活用いただくことになりました。しかも有償配架(買取り)をご活用くださり、編集部へのご支援としても大変ありがたいご対応をいただきました。教職課程履修者の中で、特に特別支援教員を志す学生さんが多いのが淑徳大学です。「gente」から当事者のリアルな姿を知り、大学での学びとは違った角度で理解を深めるきっかけとしていただけるものと期待しています!
ユニバーサルマナー検定は、障害者や高齢者、ベビーカー利用者など、さまざまな人たちへの適切なお声かけやサポート方法を学び、身につけるための検定です。企業や学校などでのインクルーシブな環境整備が求められる中で注目を集めていますが、そのユニバーサルマナー検定の東京/大阪会場受講者全員へ「gente」を配布していただけることになりました。ユニバーサルマナー検定でさまざまな人への接し方を幅広く包括的に学び、さらに「gente」でひとりひとりのリアルな事例を知る。「〇〇障害」といっても人それぞれだと知ってもらうために、これほど適した配布は他にないでしょう。今後も「gente」を多くの方々にお届けできるよう活動推進していきますので、ご支援のほどよろしくお願いします!
職場や学校でまわりの人と一緒に「gente」を読んで、社会にある障害についての認識をシェアしましょう。認識が関心をよび、障害についてみんなで考えるきっかけがうまれます。「gente」社内購読は「社会にある障害」に 気づき、まわりの人たちと一緒に考えるきっかけを提供します。詳しくは社内購読配架のページをご覧ください。(画像をクリック)
かんたん便利な購読支援申し込み方法「BASE」ネットショップからのお手続きで、購読支援だけでなく会員限定コンテンツのバックナンバーお取り寄せ、任意額のご寄付などもさまざまな決済方法が選べるようになりました。手続きが面倒で購読支援を見送ってきた方、「BASE」ネットショップをのぞいてみてください。「gente」の購読支援を検討してみませんか?
「障がい」という表記が使用されるようになったのは2006年頃からです。多くの自治体が障害者施策や法整備を検討する中で、表記に対しても検討がなされ「障がい」という表記を使用する事を定めた各自治体独自の対応が広まったものです。この「障がい」というという表記は一般的にも広まり、自然に使われるようになりました。「gente」も創刊以前よりこの表記を自然に使用していましたが、号を重ねるごとに、ひとつの矛盾に気づき…(続く)
「障害」は社会にあります。
「障害者」は、それに直面しています。
あなたには「障害について識る」機会がありますか?
「障がい」という言葉を聞いて思い浮かぶのは、どんな事でしょうか。
「目が見えない」「立つ事が出来ない、困難で車いすを使用している」
「他の人と同じ方法で、物事をこなせない」
これは「障がい」なんでしょうか?
確かに身体や心、脳の機能によって何かが出来ない、困難だという人がいます。
ですが出来ない事それ自体が「障がい」なのではなく、その人たちのために
他に出来る方法を提示できない、社会のほうに「障害」はあるのです。
「目が見えない」「立つ事が出来ない、困難である」などといった事は
全て「機能の違い」であって、
それは決して「障がい」ではないとgente編集部は考えています。
では本当の障害とはどんなものなのか?
直面する人たちの立ち位置に立って、はじめて感じる事があります。
普段、気にも留めない段差。
商品棚から好きなものを見て選び、買い物をする事。
定められたマニュアル通りに、仕事をする事。
直面する人の立ち位置で感じる、社会にある障害。
それに気づき、考える。あらゆる人が共に暮らす、社会について。
「gente」は「人を通して障害を識る」フリーペーパーです。